今井将とダンディズム


常に白けている位には冷徹に。幾ら近しい存在だとしても心から頼る事は無い。常に拒絶を想定しているし、実際にそうなるだろう。相手に求めた分だけの屈辱を受ける結果ばかり待つから、せめて僕からは近しい存在にはそう言う思いをさせぬ様、最大限の気を配りたい。僕は一生、そんな間の抜けた人間の儘で良い。僕から奪えるものがあるのなら、何でも好きにすれば良い。

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外出する度に上着をまだ羽織れるかどうか、毎回、十数分位はクローゼットの前で悩む。でも、もう駄目かも知れん。汗の侵食を意識すれば、多少無理して上着を羽織るのも憚る。それでも長袖位はと、思ってはいるが、来月の気温を考えると挫けそうだ。半袖が当世風で嫌いと言う、馬鹿みたいな理由なのが救い難いが、自分に中身が無いと過信しているので、着飾らないと不安な人間なのだ。常に長袖位では居たい。こんな事を考える時に、必ず思い出す人が居る。今は何をしているだろう。その人は「半袖と長袖の切り替わる季節の服装が面倒だから、今年はずっと半袖で居る」と言い放ち、真冬もダウンのベストを着て凌ぎ、その格好で宗谷岬まで行ったと言う。それで「僕もそんな正体不明の情熱を持ち、一年中、長袖で居よう」と思うのだが、長袖で一年過すってのは、別に達成感も何も無い、割と無理せず普通に行えてしまう。それなら年中ずっと革ジャンでもコートでも羽織って行こうと思い、「真夏でも快適に革ジャンを着て過せる方法はありませんか」とインターネット上の質問投稿サイトに書き込みしそうになって、冷静になった。

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新作テレビゲームソフトが目白押しで、何から買って良いのか、何を買ってないか、最早把握出来ず。でも何だか、そんなのどうでも良くなって来た。自分のゲーム観(造語)を或る一つのフリーウェアに変えられてしまったので、暫く時間あらばそれで遊ぶ事にします。今迄脚色無しで何千とテレビゲームソフトをプレイしましたが、コアゲーマー最後の砦だと、結構本気で思いました。

http://homepage3.nifty.com/rfish/elona_top.html

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自分を美化させたいだとか、異性に一目置かれたいだとか、注目されたいとか、そんなユーモアの全く無い理由で詩境に至ろうとするから、アトランダムに選んだ言葉を繋げてそれっぽい文章にしたり、命題をモダリティの力のみで語ってしまったり、自己憐憫してみたり、そんな事になる。そう言うのは、止めましょうよ。せめて十代過ぎたら止めましょう。貴方は普通の詰まらない人なのだから。

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科あらばそぼろや宍に生きてなれ。
2011/10/25(火) 10:52 過去の日記 記事URL COM(0)

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